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世界が認めはじめた日本酒

日本酒の本格的な国際デビューはこれから

日本食の浸透とともに、日本酒も世界的な人気を獲得しつつあります。しかし、ワインなどに比べるとまだ、世界的地位を確立したとは言えません。ただ、一部の美食家は、大いなる期待をもって日本酒に注目しています。
昨年は、ワインの世界的格付会社「ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケイト」が、はじめて大々的に日本酒の格付けを行いました。今年に入ると、フランスにおけるフランス人によるフランス人のための日本酒のコンクールと位置付けられた「KURA MASTER」が始まりました。従来からの海外の日本酒コンクール「インターナショナル・ワイン・チャレンジ サケ部門」や「全米日本酒歓評会」も、活況を呈してきました。

ワインに立ち向かう日本酒

おすすめの日本酒この夏、EUとのEPA(経済連携協定)が内定し、日本酒への注目度が高まっています。日本は長らく農産品の輸出後発組とされていましたが、いよいよその独創性でもって、世界に挑戦する時が来たと言えます。地理的表示の保護も盛り込まれるEUとのEPAは、日本酒にとって、世界デビューの格好の場となるはずです。
国内産ワインも世界的に認められつつある現状を考えると、酒の輸出面では、日本に有利な結果がもたらされるのは想像に難くありません。その勢いでもって、ヨーロッパの醸造酒マーケットでは、日本酒への乗り換え現象が大なり小なり生じるはずです。現在の海外の反応も、そのような、時代を先取りした動きと見ることができます。つまり、優秀な日本酒銘柄を確保しておくための動きです。
これまで、「梵」などの一部の銘柄を除き、蔵元は輸出に積極的ではありませんでした。しかし、これまでとは比べ物にならない巨大な市場が現れた今、輸出を念頭に置いた日本酒造りを行う酒造が増えてきました。そこで生まれた酒は、多様性に富んだ味覚を満足させるべく研鑽され、ファッショナブルなパッケージに包まれて店頭に並びます。その結果、これまで見向きもしなかった国内の消費者をも取り込んでいます。かつて「酔うためのアイテム」だった日本酒が今、「SAKE」に変わりつつあるのです。

日本酒の未来

海外では、Sake とも Rice wine とも呼ばれる日本酒。これを思うと、ワインを追い抜く日はまだまだ遥かだな~と思ってしまいます。最近、日本酒躍進のニュースをよく聞きますが、海外では、まだその呼び名すら確立されていないのです。
名前は重要です。日本酒凋落のタイミングも、「さけ」と呼ばれていたものが「日本酒」に変わってから始まったのです。日本酒という名は、他国産アルコール飲料の台頭を表した表現です。
国レベルの地理的表示として「日本酒」が指定されたとはいえ、世界は今、「SAKE」を選択しようとしています。多くの人は、「さけ」が日本酒を指す言葉だと知っています。しかし日本人は、「さけ」は単なるアルコール飲料だと認識しています。これでは、日本酒を海外に伝えることもままならず、世界戦略を語るまでもなく埋没してしまうでしょう。この機会にわが国でも「さけ」に回帰し、国民が一体化して世界ブランドに押し上げていくことが必要なのではないかと思います。

世界が認めた日本酒

南部美人 特別純米

日本酒ランキング「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」は、2007年に日本酒部門を創設し、海外最大の日本酒コンテストとなりました。今年、その最高賞「チャンピオンサケ」に輝いて、世界一の称号を得たのは、既に「サザンビューティー」の名で海外でも人気の高い「南部美人」の特別純米。究極の食中酒との呼び声高いこの酒は、まさにワインに対抗できる日本酒です。
南部美人は、昨年、多くの国で公開されたドキュメンタリー映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」にも取り上げられました。日本を代表する酒の地位を確立したとも言えます。

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