「★8」タグアーカイブ

海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)

和風でも洋風でも 海鮮に一番の日本酒「海風土」

▶ 白麹純米酒 海風土(SEA FOOD)

海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)2018年、海風土が世界に羽ばたいた。フランスのKURA MASTER「純米酒」部門でプラチナ賞、中国のSAKE CHINA「純米酒」部門で金賞を獲得したのだ。その前から予兆はあった。シーフードに特化した日本酒という新しいコンセプトは、その面白いネーミングも含めて話題になり、日本でも多くのメディアに取り上げられるようになっていた。
その流れは、2019年になっても変わらない。市場での認知度はさらに高まり、東京の居酒屋で出会うことも多くなった。

売りは、何と言っても海鮮料理との相性の良さ。かつて、このようにマリアージュを本格的に意識して造られた日本酒があっただろうか。
この日本酒は、通常は焼酎で使われる麹を使用し、従来にない味覚を表現している。つまり、シーフードを意識しているだけあって、独特の酸味を持ち、すっきりとした飲み口。比較できるのは白ワインだろうが、白ワインほどの渋みがない分、刺身などとも相性がいい。
日本3大酒処「西条」の玄関口に立地するだけあって、考え抜かれて仕込まれた日本酒。蔵のホームページを覗くと、広島だけあって牡蠣とのマリアージュが語られている。もはやこれは、国内だけにとどまる日本酒ではない。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

海風土はこう飲め!

海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)最近の日本酒には、キャラクターもののラベルがついていたりするものも多くなり、この手の装いの日本酒を購入することにも、昔ほどの抵抗感はなくなった。かつては、不味い酒をごまかすためのものだと疑っていたものだが、今では驚きの発見をすることも多くなった。この「海風土」もその1本。

あえて、「海風土」という名前をつけることで、「肉料理」を捨て去った潔さ。その潔さがかえって受けて、今年も酒場では人気の酒となっていた。
それにしても、日本酒とはこうも多様性を表現できるものなのだと、あらためて感心。マグロのヅケをつまみながら傾けるグラスは、これ至福。本当は、蔵元のすすめるとおりに牡蠣料理といきたいものなのだが、残念ながら私は牡蠣アレルギー。それでも、海の生臭さを葬り去る爽やかな酸味が舌先を転がる感覚は、十二分に堪能できる。海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)

面白いのは、昨年初めて開催された中国のSAKE CHINA で金賞を獲得していること。実は、この日本酒コンテストの結果は、かなりの甘口の日本酒が評価される傾向となり、日本酒愛好家を驚かせる結果となっていた。そこに、すっきり辛口の「海風土」が、ポンと異彩を放つ形で滑り込んだ。
同時期に開催された KURA MASTER では、ワインを意識した選考結果が出て、そこでプラチナ賞を獲得した「海風土」も納得の結果だった。つまり「海風土」は、従来の枠にとらわれない異次元の日本酒ということなのかも知れない。
昨年、日本酒の輸出額が過去最高となった。現在のところ日本酒業界はワインをターゲットにして、さらに市場を押し広げようと奮闘している。そのような中、ワインの国でも紹興酒の国でも高評価を得たこの「海風土」は、新たな次元の日本酒の可能性を示唆しているように思えてならない。

田中六五 糸島産山田錦純米酒

田中六五(たなかろくじゅうご)の実力

地元福岡にこだわり、地元向けに出荷されてきた日本酒。そんな田中六五は、2008年デビュー。その上品な味わいが人気を呼び、この純米酒だけが全国流通する。高品質の糸島産山田錦で造った酒を、雑味が入らないように、ハネ木搾りで搾った貴重な日本酒。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

ご苦労さんの田中六五

田圃の中の酒蔵で田中さんが精米歩合65%の山田錦で酒造りをするから「田中六五」とは、何とも難しいネーミングだ。しかし、名前なんてはじめは何でもいいのだ。旨けりゃ記憶に残るというもの。だから、久しぶりに福岡の酒が入ったと聞いた時には、「田中ごくろうさん」なんて叫んでしまった。記憶に刻み込まれてはいたが、少し名前が違った。。。

醸造元 有限会社白糸酒造
分類 純米酒
酒米 糸島産山田錦
精米歩合 65%
酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +1.5
酸度
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●ほのかな吟醸香があり、さらりとした旨みが印象的。気付けばスイスイといくらでも飲んでいる、そんな日本酒だ。

● 田中六五 糸島産山田錦純米酒 1800ml(楽天市場で購入)

七本鎗 純米吟醸 吟吹雪

七本鎗(しちほんやり)の実力

室町時代に創業したという酒造で、実直に造られる日本酒。北大路魯山人が愛した蔵でできるこの酒は、玉栄と山田錦を掛け合わせ、滋賀で生まれた酒米「吟吹雪」を使用。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

無骨な日本酒 七本鎗

賎ケ岳の七本槍で知られる武将たちも、この蔵の酒を飲んだだろうか?そう思いながら注ぐ酒は、意外とスッキリ飲みやすい。が、しかしスパッとキレ味がいい。そのキレ味に惚れ込んで飲ってるうちに、すっかり打ち負かされて倒れ込む破目に。やっぱり武将の酒であった・・・。

醸造元 冨田酒造有限会社
分類 純米吟醸酒
酒米 吟吹雪
精米歩合 55%
酵母 協会1401号
アルコール度 15度
日本酒度 +5
酸度 1.8
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●口に含めば米の旨みがふわっと広がる。そのあと押し寄せる酸が心地よい。キレもいい。

● 七本鎗 純米吟醸 吟吹雪(楽天市場で購入)

一ノ蔵 無鑑査 本醸造 辛口

一ノ蔵(いちのくら むかんさからくち)の実力

昭和52年に、当時存在した酒税法・級別制度に一石を投じた日本酒。特級酒並みの酒でありながら手軽な価格の2級酒として販売し、多くの支持を得た。その酒は、今でも一ノ蔵の定番として人気を誇り、コストパフォーマンスに優れた日本酒として認識されている。

稀 少 感 : ★
著 名 感 : ★★★★★
高 級 感 : ★★

昭和の味わいを残す 一ノ蔵無鑑査

ラベルの説明書きが誇らしい。いわば、昭和の時代を生きた「不良」である。飾り気のない辛口で、飲めば飲むほどしみじみとしみてくる。独自の哲学でもって生き残ってきたこの日本酒に完敗。

醸造元 株式会社一ノ蔵
分類 本醸造酒
酒米 トヨニシキ他
精米歩合 65%
酵母
アルコール度 15度
日本酒度 +5
酸度 1.2
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●辛口とは言え、甘みと旨みが押し寄せてくる。すっきりとした味わいでキレもよく、5℃くらいに冷やして飲めば最高。
●落ち着いた馥よかな香りと、すっきりとした味わいが調和する、飲み飽きしない当社の定番酒です。一ノ蔵ロングセラー商品です。(一ノ蔵ホームページ)

● 一ノ蔵 無鑑査本醸造 辛口(黄) 1800ml(アマゾンで購入)

● 一ノ蔵 無鑑査 本醸造 辛口 1800ml(楽天市場で購入)

AKABU(赤武) F NEWBORN

赤武(あかぶ えふ)の実力

震災で被害にあった蔵ながら、若手を中心に2014年に「赤武」ブランドを立ち上げ、ファンを増やしている赤武。「F」は、「For you」のこと。これは、吟醸無濾過生原酒中取り。発泡感が心地よいフレッシュな仕上がりとなっている。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

力みなぎるフレッシュ感 赤武

季節限定の NEWBORN。この酒の発泡感は素晴らしい。みずみずしい若さが溢れ出すかのように老身に浸みわたり、たしかに新しい自分へと生まれ変わらせてくれる。心地よい果実の香りも素晴らしく、兜の緒を締めておかなければ、ついつい飲みすぎて昇天してしまう・・・

醸造元 赤武酒造株式会社
分類 吟醸酒
酒米 吟ぎんが
精米歩合 60%
酵母 県産酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +2
酸度 1.4
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●爽やかな吟醸香。発泡感のあとにほのかな甘みが心地よい。キレもいい。
●生まれたてのお酒をそのまま瓶に詰めております。あなたの為に社員一同、心を込めて丹精に醸しました。(赤武酒造ホームページ)

● AKABU F NEWBORN(楽天市場で購入)

くどき上手 ばくれん

くどき上手(くどきじょうず ばくれん)の実力

「ばくれん」とは、あばずれのこと。蟹を持つ美人画が印象的。日本酒度は+20と、市販されている日本酒の中でも有数の辛口。旨口が看板の「くどき上手」にあっては異色だが、根強い人気を持つ日本酒。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★★
高 級 感 : ★★

辛口ながらかわいい奴 ばくれん

だらしない格好で酒を呷り、何故か渡り蟹を鷲掴みにする。このあばずれは超辛口。くどき上手にあっても近寄り難く、しかし、いざ手を出すと、いつまでもそばに置きたくなってしまう。いいお酒だ。

醸造元 亀の井酒造株式会社
分類 吟醸酒
酒米 美山錦
精米歩合 55%
酵母
アルコール度 18.3度
日本酒度 +20
酸度 1.0
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●ほのかな吟醸香。単なる端麗辛口と違い、旨みもあってキレが抜群。

● ばくれん 吟醸 超辛口 1800ml(アマゾンで購入)

● ばくれん 1800ml(楽天市場で購入)