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海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)

和風でも洋風でも 海鮮に一番の日本酒「海風土」

▶ 白麹純米酒 海風土(SEA FOOD)

海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)2018年、海風土が世界に羽ばたいた。フランスのKURA MASTER「純米酒」部門でプラチナ賞、中国のSAKE CHINA「純米酒」部門で金賞を獲得したのだ。その前から予兆はあった。シーフードに特化した日本酒という新しいコンセプトは、その面白いネーミングも含めて話題になり、日本でも多くのメディアに取り上げられるようになっていた。
その流れは、2019年になっても変わらない。市場での認知度はさらに高まり、東京の居酒屋で出会うことも多くなった。

売りは、何と言っても海鮮料理との相性の良さ。かつて、このようにマリアージュを本格的に意識して造られた日本酒があっただろうか。
この日本酒は、通常は焼酎で使われる麹を使用し、従来にない味覚を表現している。つまり、シーフードを意識しているだけあって、独特の酸味を持ち、すっきりとした飲み口。比較できるのは白ワインだろうが、白ワインほどの渋みがない分、刺身などとも相性がいい。
日本3大酒処「西条」の玄関口に立地するだけあって、考え抜かれて仕込まれた日本酒。蔵のホームページを覗くと、広島だけあって牡蠣とのマリアージュが語られている。もはやこれは、国内だけにとどまる日本酒ではない。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

海風土はこう飲め!

海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)最近の日本酒には、キャラクターもののラベルがついていたりするものも多くなり、この手の装いの日本酒を購入することにも、昔ほどの抵抗感はなくなった。かつては、不味い酒をごまかすためのものだと疑っていたものだが、今では驚きの発見をすることも多くなった。この「海風土」もその1本。

あえて、「海風土」という名前をつけることで、「肉料理」を捨て去った潔さ。その潔さがかえって受けて、今年も酒場では人気の酒となっていた。
それにしても、日本酒とはこうも多様性を表現できるものなのだと、あらためて感心。マグロのヅケをつまみながら傾けるグラスは、これ至福。本当は、蔵元のすすめるとおりに牡蠣料理といきたいものなのだが、残念ながら私は牡蠣アレルギー。それでも、海の生臭さを葬り去る爽やかな酸味が舌先を転がる感覚は、十二分に堪能できる。海風土 白麹純米酒(SEA FOOD)

面白いのは、昨年初めて開催された中国のSAKE CHINA で金賞を獲得していること。実は、この日本酒コンテストの結果は、かなりの甘口の日本酒が評価される傾向となり、日本酒愛好家を驚かせる結果となっていた。そこに、すっきり辛口の「海風土」が、ポンと異彩を放つ形で滑り込んだ。
同時期に開催された KURA MASTER では、ワインを意識した選考結果が出て、そこでプラチナ賞を獲得した「海風土」も納得の結果だった。つまり「海風土」は、従来の枠にとらわれない異次元の日本酒ということなのかも知れない。
昨年、日本酒の輸出額が過去最高となった。現在のところ日本酒業界はワインをターゲットにして、さらに市場を押し広げようと奮闘している。そのような中、ワインの国でも紹興酒の国でも高評価を得たこの「海風土」は、新たな次元の日本酒の可能性を示唆しているように思えてならない。

石鎚 純米吟醸 緑ラベル

飽きない日本酒の答え 石鎚緑ラベル

▶ 石鎚 純米吟醸 緑ラベル

石鎚 純米吟醸 緑ラベル近年、究極の食中酒との声も聞こえる愛媛の名酒「石鎚」の緑ラベル。インターナショナルワインチャレンジ2018では銀メダルを獲得し、かつてはANA国際線ビジネスクラスにも搭乗していた日本酒。

この日本酒は、西日本最高峰の「石鎚山」の名前を冠す。蔵のある石鎚山山麓の西条市は、掘れば湧き出る名水「うちぬき」で知られる。全国利き水大会で連覇したこともある軟水。アサヒビール四国工場でも使用される良質の水ではあるが、日本酒を醸造するには稀なほどの軟らかさ。普通であれば、腰が砕けるような酒になってしまいそうなものを、この石鎚の緑ラベルはキリリと芯があって、かつまろやかな味に仕上がり、キレもよい。ほのかな吟醸香もまた心地よい。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

石鎚緑ラベルはこう飲め!

石鎚 純米吟醸 緑ラベル西日本最高峰石鎚山は、標高1982メートル。古くから天狗が棲む山と恐れられてきたが、そこに鎮座する本当の神は、大地の神霊イワツチヒコ。だから、その名を冠するこの酒を飲むならば、グラスやメタルを使っちゃならない。
最適なのは、土の質感が見事に残る備前の器。同じ瀬戸内に面する岡山には石鎚講もあり、古くから備前の酒器を携えて、お山詣りを行っていたところ。
最近流行りの大吟醸などを備前の器に注ぐと、その重厚さの前に華やかさが消失されるといった欠点があった。しかし、石鎚の緑ラベルならば、太古の時代から生き残る備前焼の荘厳さにも、決して引けを取ることはない。むしろ、器に注げば備前のほのかな土の香と、緑ラベルの柔らかな吟醸香が絡み合って、神聖な気持ちを呼び起こしてくれる。これぞ、霊峰石鎚の名を冠する酒の凄さだろう。

さて、酒器は決まったが、飲み方とアテはどうする?

まず、飲み方であるが、温めてはならない。温めても旨いという輩もいるが、この酒を温めるとは何事だ!神の懐を潤してきた水の化身を、人の手で狂わせてしまってはならない。冷やで飲むべし。そうすれば、吉野川や仁淀川といった石鎚山に水源をもつ清流を体内に呼び込み、悠久の時の中を流れていくような感覚を味わえる。
そしてアテであるが、瀬戸内の魚介類と言いたいところであるが、そんなのは後日味わえばいい。石鎚緑ラベルは肉魚菜問わず、食材の旨みを引き出してくれる日本酒なので、手元に置けば「食」を立ててしまい、銘柄を忘れてしまう引き立て上手な日本酒だ。だからここでは、あえて日常食から離れて、「金柑の甘露煮」といきたい。
石鎚山のある愛媛県といえば、言わずと知れた柑橘王国。金柑の実も、季節になればいたるところに見られるという。それは恐らく、石鎚の山容を彩る衣のようなものだろう。それを甘露煮にしたものをひとつ頬張り、そして、備前の猪口を少し傾けてみて欲しい。すると、金柑の甘さとほろ苦さが、みごとに石鎚緑ラベルに包まれて、一気に高度1982メートルまで駆け上がってしまうのだ。それはもう、羽団扇を持った天狗の気分!

▶ 金柑の甘露煮

田中六五 糸島産山田錦純米酒

田中六五(たなかろくじゅうご)の実力

地元福岡にこだわり、地元向けに出荷されてきた日本酒。そんな田中六五は、2008年デビュー。その上品な味わいが人気を呼び、この純米酒だけが全国流通する。高品質の糸島産山田錦で造った酒を、雑味が入らないように、ハネ木搾りで搾った貴重な日本酒。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

ご苦労さんの田中六五

田圃の中の酒蔵で田中さんが精米歩合65%の山田錦で酒造りをするから「田中六五」とは、何とも難しいネーミングだ。しかし、名前なんてはじめは何でもいいのだ。旨けりゃ記憶に残るというもの。だから、久しぶりに福岡の酒が入ったと聞いた時には、「田中ごくろうさん」なんて叫んでしまった。記憶に刻み込まれてはいたが、少し名前が違った。。。

醸造元 有限会社白糸酒造
分類 純米酒
酒米 糸島産山田錦
精米歩合 65%
酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +1.5
酸度
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●ほのかな吟醸香があり、さらりとした旨みが印象的。気付けばスイスイといくらでも飲んでいる、そんな日本酒だ。

● 田中六五 糸島産山田錦純米酒 1800ml(楽天市場で購入)

日置桜 特別純米 青水緑山

日置桜(ひおきざくら せいすいりょくざん)の実力

日置桜の定番。蔵がある青谷の自然をコンセプトにし、書家「柴山抱海」氏がラベルデザインを請け負った。サライ2018年1月号に、洋風メニューに合うと評された日本酒。。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★
高 級 感 : ★★

大自然から生まれた日本酒 日置桜

桜の銘とは裏腹に、力強い旨みが押し寄せてくる。桜とは言え、これは、青々と茂る森の中に堂々と自己主張する赤い花か。この酒を飲めば、散り際だって派手にならざるを得ない。涙などとは無縁の酒のように思う。

醸造元 有限会社山根酒造場
分類 特別純米酒
酒米 山田錦・玉栄
精米歩合 60%
酵母
アルコール度 15度
日本酒度 +7.0
酸度 2.2
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●口をつけた刹那、米の旨みが押し寄せてくる。それとともに心地よい辛さが広がり、スパッときれる。

七本鎗 純米吟醸 吟吹雪

七本鎗(しちほんやり)の実力

室町時代に創業したという酒造で、実直に造られる日本酒。北大路魯山人が愛した蔵でできるこの酒は、玉栄と山田錦を掛け合わせ、滋賀で生まれた酒米「吟吹雪」を使用。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

無骨な日本酒 七本鎗

賎ケ岳の七本槍で知られる武将たちも、この蔵の酒を飲んだだろうか?そう思いながら注ぐ酒は、意外とスッキリ飲みやすい。が、しかしスパッとキレ味がいい。そのキレ味に惚れ込んで飲ってるうちに、すっかり打ち負かされて倒れ込む破目に。やっぱり武将の酒であった・・・。

醸造元 冨田酒造有限会社
分類 純米吟醸酒
酒米 吟吹雪
精米歩合 55%
酵母 協会1401号
アルコール度 15度
日本酒度 +5
酸度 1.8
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●口に含めば米の旨みがふわっと広がる。そのあと押し寄せる酸が心地よい。キレもいい。

● 七本鎗 純米吟醸 吟吹雪(楽天市場で購入)

三芳菊 残骸

三芳菊(みよしぎく ざんがい)の実力

最近、東京でも密かな人気を集める三芳菊酒造の酒。見た目も中身も個性際立つ「三芳菊」。毎度楽しませてくれるラベルも、「残骸」というネーミングにより、よりあやしく。しかし飲み口は、残骸にしては恐ろしくフルーティー。これが三芳菊の「責め」!山田錦(30%)・雄町(30%)・五百万石(40%)の責めをブレンドしたという造りもユニーク。

稀 少 感 : ★★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

ラベルも痛々しい残骸 三芳菊

失敗を引きずり、残骸となってしまった夜、この酒をすすった。どうぜ残骸だろうと、火にかけてくれと頼むと断られ、「冷え冷えとやる方がいい」と。冷たいままコップに注いで、こうなりゃ一気飲み・・・。だが、それが口に触れた瞬間、「!!!!!」。
なるほど、酒の残骸とは責めて輝く。攻め続けた果ての果実なのだ。

醸造元 三芳菊酒造株式会社
分類 純米吟醸酒
酒米 山田錦・雄町・五百万石
精米歩合 60%
酵母
アルコール度 17度
日本酒度
酸度
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●花のような吟醸香。舌の上で甘酸っぱさが広がり、雑味とともに消えていく。

● 三芳菊 残骸 責めブレンド 生酒 1800ml 徳島県 三芳菊 日本酒(アマゾンで購入)

● 三芳菊 残骸(楽天市場で購入)

玉乃光 純米吟醸 祝

玉乃光(たまのひかり)の実力

京都の酒米「祝」を使用し、花柄のめでたいラベルに身を包む。熊野の速玉神社を信仰して生まれた、まさに祝い酒にうってつけの日本酒。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

京都で人気の伏見の銘酒 玉乃光

いつもの飾り気ないぐい呑みを準備してやめた。この酒は、やはり盃で飲むべきだ。しかし手持ちがないので、あわてて探してきて、注いでみる。黒い盃にあふれる滴は澄んでいて、本当に玉のようだ。100均の盃でさえ、この瓶のそばに置けば漆塗りの気品を見せるから不思議だ。

醸造元 玉乃光酒造株式会社
分類 純米吟醸酒
酒米
精米歩合 60%
酵母
アルコール度 16.2度
日本酒度 +2.0
酸度 1.8
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●ほのかな吟醸香。口に含むとやや辛口のテイストながらほんのりと旨みが広がり、スーッとキレていく。
●熱心な農家と行政などの協力により復活した京都産の酒米「祝」だけで醸しました。京友禅のようなほのかな吟醸香。バランスのとれた、はんなりとした味わいです。(玉乃光酒造ホームページ)

● 玉乃光 純米吟醸 祝100% 1800ml [京都府](アマゾンで購入)

● 玉乃光 純米吟醸 祝 1800ml(楽天市場で購入)

恵 いづみ橋 海老名耕地

いづみ橋(めぐみ いづみばし えびなごうち)の実力

「栽培醸造蔵」として酒米栽培から精米・醸造まで一貫して行う全国に知られた蔵の、最も辛口の日本酒。米は、「さがみ酒米研究会」の会員農家と連携して収穫した山田錦。あえて精米を80%に抑え、米の旨みを残した日本酒。燗で飲むのがおすすめ。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★
高 級 感 : ★★

低精米の超辛口日本酒 いづみ橋の恵

辛い。しかし、燗にするとその辛さがクセになる。
あえて粗削りのまま、甘さはまるで残さない。この酒は、静かに背中で飲む酒だ。

醸造元 泉橋酒造株式会社
分類 純米酒
酒米 海老名産山田錦
精米歩合 麹)60%、掛)80%
酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +15~+20
酸度 1.8
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●ほのかな米の香が漂い、旨みとともに辛さが口の中を駆け巡る。しっかりとした造りの酒で、食がすすむ。
●低精米純米酒。お燗用です。出汁重視の和食、塩味、焼き鳥(肉)などと好相性。泉橋酒造で最も辛口のお酒です。(泉橋酒造ホームページ)

● いづみ橋 恵 海老名耕地 純米酒 泉橋酒造 1800ml(アマゾンで購入)

● 恵 いづみ橋 海老名耕地(楽天市場で購入)

屋守 純米 おりがらみ

屋守(おくのかみ)の実力

富の象徴ヤモリをブランドイメージに持つ屋守。明治神宮や神田明神へ御神酒「金婚」を収め、白酒の元祖として有名な蔵で2002年に生まれた「屋守」は、ジューシーな味わいでファンを増やしている。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★★
高 級 感 : ★★

広重も描いた江戸の地酒を継承する 屋守

東京にだって地酒はある。その筆頭に挙げたいのが「屋守」。江戸時代に「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と謳われた名門で、現代の白酒「おりがらみ」。江戸の夢が、発泡感とともにフレッシュにカムバック。

醸造元 豊島屋酒造株式会社
分類 純米酒
酒米 八反錦
精米歩合 麹)50% 掛)55%
酵母
アルコール度 16度
日本酒度 ±0
酸度 1.3
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●フルーティーな香りが広がる。口に含めば、発泡感とともにキメ細かな澱が舌の上を転がり、旨みと甘さが上手くバランスを取りながら広がっていく。
●豊島屋酒造を守り続けていく気持ちと酒販店様、料飲店様の繁栄を守るような作品を醸し続ける思いから銘名いたしました。限りなく手作業重視の小仕込を行い、「香りよく優しい味わい」をコンセプトに醸し、全量無調整(無濾過・無加水)、全量ビン貯蔵を行っております。(豊島屋酒造ホームページ)

北雪 超音波熟成 超熟酒

北雪(ほくせつ ちょうじゅくしゅ)の実力

超音波を用い、熟成を速めた超辛口の日本酒。「波に揺られた酒はうまい!」という漁師の言い伝えをもとに実験を繰り返し、味・香りともに数段引き立つ事を確認。それを「超音波」によって実現した酒だという。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★
高 級 感 : ★★

新酒であっても古酒の趣を持つ北雪超熟酒

超辛口なのにまろやかさも感じられるのは、超音波のなせる業か。「酔い覚めのすがすがしさには特筆すべきものがある」とのラベル書きに、おもわずスイスイ飲んでしまった。いかんせん、旨かった。飲みすぎた翌朝、頭に超音波が宿り、いつもの二日酔いの一日が始まった・・・

醸造元 株式会社北雪酒造
分類 普通酒
酒米 五百万石
精米歩合 68%
酵母 協会7号
アルコール度 15.5度
日本酒度 +15
酸度 1.2
アミノ酸度 0.5

受賞歴

テイスティング

●米の香が立ち、口に含むとさらりと広がるとともにまろやかな旨みも押し寄せてくる。
●従来の酒造りでは不可能だった、「新酒の鮮度と古酒の熟度の両立」が可能となり、豊醇な香りとさらりとした飲み口を達成することが出来ました。また、酔い心地の軽やかさと酔い覚めのすがすがしさには特筆すべきものがあります。(北雪酒造ホームページ)

● 北雪 超音波熟成 超熟酒(楽天市場で購入)

一ノ蔵 無鑑査 本醸造 辛口

一ノ蔵(いちのくら むかんさからくち)の実力

昭和52年に、当時存在した酒税法・級別制度に一石を投じた日本酒。特級酒並みの酒でありながら手軽な価格の2級酒として販売し、多くの支持を得た。その酒は、今でも一ノ蔵の定番として人気を誇り、コストパフォーマンスに優れた日本酒として認識されている。

稀 少 感 : ★
著 名 感 : ★★★★★
高 級 感 : ★★

昭和の味わいを残す 一ノ蔵無鑑査

ラベルの説明書きが誇らしい。いわば、昭和の時代を生きた「不良」である。飾り気のない辛口で、飲めば飲むほどしみじみとしみてくる。独自の哲学でもって生き残ってきたこの日本酒に完敗。

醸造元 株式会社一ノ蔵
分類 本醸造酒
酒米 トヨニシキ他
精米歩合 65%
酵母
アルコール度 15度
日本酒度 +5
酸度 1.2
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●辛口とは言え、甘みと旨みが押し寄せてくる。すっきりとした味わいでキレもよく、5℃くらいに冷やして飲めば最高。
●落ち着いた馥よかな香りと、すっきりとした味わいが調和する、飲み飽きしない当社の定番酒です。一ノ蔵ロングセラー商品です。(一ノ蔵ホームページ)

● 一ノ蔵 無鑑査本醸造 辛口(黄) 1800ml(アマゾンで購入)

● 一ノ蔵 無鑑査 本醸造 辛口 1800ml(楽天市場で購入)

遊穂 純米酒

遊穂(ゆうほ)の実力

UFO目撃多発地帯で醸されるため「ゆうほ」という銘を持つ。料理に寄り添う酒を合言葉に生まれたこの純米酒は、濃醇旨口タイプの骨太な日本酒。しっかりとした旨みの中に、蜜のような甘さをも秘めている。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

宇宙に誘う酔い心地 遊穂

石川県羽咋市に現れるというUFOは、遊穂を仕入れに来るのだろうか。そういえば、UFOは予測不可能な飛び方をして去っていく。あれはきっと酔っ払い運転だ。宇宙には飲酒運転を取り締まる法律はないのだろうか???
いずれにせよ遊穂は、宇宙人だけでなく地球人をも楽しませてくれる酒だ。複雑で深い味わいのこの酒は、少し寝かせると、次元を超えた旨さになる。ついつい飲みすぎて、空を飛べない僕は千鳥足になる。

醸造元 御祖酒造株式会社
分類 純米酒
酒米 山田錦
精米歩合 60%
酵母 県産酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +3
酸度 1.9
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●香りは穏やかであるが、口に含むと米の旨みがボリュームをもって広がり、心地よい酸とともに蜜のような甘みが顔を出す。

● 遊穂 純米 無ろ過生原酒 1800ml(アマゾンで購入)
● 遊穂 純米酒 1800ml(楽天市場で購入)

AKABU(赤武) F NEWBORN

赤武(あかぶ えふ)の実力

震災で被害にあった蔵ながら、若手を中心に2014年に「赤武」ブランドを立ち上げ、ファンを増やしている赤武。「F」は、「For you」のこと。これは、吟醸無濾過生原酒中取り。発泡感が心地よいフレッシュな仕上がりとなっている。

稀 少 感 : ★★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

力みなぎるフレッシュ感 赤武

季節限定の NEWBORN。この酒の発泡感は素晴らしい。みずみずしい若さが溢れ出すかのように老身に浸みわたり、たしかに新しい自分へと生まれ変わらせてくれる。心地よい果実の香りも素晴らしく、兜の緒を締めておかなければ、ついつい飲みすぎて昇天してしまう・・・

醸造元 赤武酒造株式会社
分類 吟醸酒
酒米 吟ぎんが
精米歩合 60%
酵母 県産酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +2
酸度 1.4
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●爽やかな吟醸香。発泡感のあとにほのかな甘みが心地よい。キレもいい。
●生まれたてのお酒をそのまま瓶に詰めております。あなたの為に社員一同、心を込めて丹精に醸しました。(赤武酒造ホームページ)

● AKABU F NEWBORN(楽天市場で購入)

大七 純米生酛

大七(だいしち じゅんまいきもと)の実力

生もと造り一筋、生もとと言えばまず上がる名が「大七 純米生酛」。扁平精米で丁寧につくられたこの日本酒は、各界から絶賛され、多くの受賞歴を持つ。生もと造りへの回帰も見られる中、日本酒を知るには避けて通れない日本酒だ。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★★★
高 級 感 : ★★

むかしながらの造りで現代人を驚かせる酒 大七

この酒を猪口に注げば、酒屋歌が聞こえてきそうだ。ひと口すすれば、着飾ることのないラベルからは想像もできない衝撃。昔ながらの「生もと造り」をひたすら極めようとするこの酒を飲めば、古い時代の酒文化の豊かさを知ることが出来る。そして、それを守りながら発展させてくれた現代の蔵元に感謝だ。

醸造元 大七酒造株式会社
分類 純米酒 生もと
酒米 五百万石
精米歩合 麹)65% 掛)69%
酵母
アルコール度 15度
日本酒度 +3
酸度 1.8
アミノ酸度

受賞歴

●地酒大SHOW「酒の肴とピッタリ燗酒」プラチナ賞(2011年)殿堂入り
●地酒大SHOW「夏こそ燗酒」プラチナ賞(2010年)
●地酒大SHOW 「おせち料理と合う日本酒」プラチナ賞(2009年)
●地酒大SHOW 「お燗にして美味しい日本酒」ゴールド賞(2008年)
●地酒大SHOW 「お燗でじっくり飲みたいお酒」第一位(2007年)

テイスティング

●上立ち香は、ほのかな米の香に花の香が重なり合う。なめらかで、生もとらしい力強くも優しい酸味はバランスが取れている。深みのある旨味が印象的。
●15度前後の常温や、ぬる燗。そしてお好みにより熱燗でも。ふくらみのある旨味をもった、クリーミーな料理に。どんな味わいの料理にも合う、懐の深さをもった食中酒。(大七酒造ホームページ)

紹介ページ

おすすめ 熱燗にしておいしい日本酒

● 大七純米生もと 1800ml(アマゾンで購入)

● 大七 純米生酛 1800ml(楽天市場で購入)

くどき上手 ばくれん

くどき上手(くどきじょうず ばくれん)の実力

「ばくれん」とは、あばずれのこと。蟹を持つ美人画が印象的。日本酒度は+20と、市販されている日本酒の中でも有数の辛口。旨口が看板の「くどき上手」にあっては異色だが、根強い人気を持つ日本酒。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★★
高 級 感 : ★★

辛口ながらかわいい奴 ばくれん

だらしない格好で酒を呷り、何故か渡り蟹を鷲掴みにする。このあばずれは超辛口。くどき上手にあっても近寄り難く、しかし、いざ手を出すと、いつまでもそばに置きたくなってしまう。いいお酒だ。

醸造元 亀の井酒造株式会社
分類 吟醸酒
酒米 美山錦
精米歩合 55%
酵母
アルコール度 18.3度
日本酒度 +20
酸度 1.0
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●ほのかな吟醸香。単なる端麗辛口と違い、旨みもあってキレが抜群。

● ばくれん 吟醸 超辛口 1800ml(アマゾンで購入)

● ばくれん 1800ml(楽天市場で購入)

特別純米酒 南部美人

南部美人(なんぶびじん)の実力

海外でも人気が高い南部美人の定番。インターナショナル・ワイン・チャレンジ2017では最高賞のチャンピオンサケとなり、世界一の称号を手にした。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★★★
高 級 感 : ★★

ほんものの美人 南部美人

普段着の日本酒ながら、多くの受賞歴を持つ美味い酒。高級感を醸し出すこともなく、それでいてどのような日本酒にもひけをとらない存在感。岩手の酒米「ぎんおとめ」を使う、辛口の特別純米。これぞ本物の美人酒!

醸造元 株式会社南部美人
分類 特別純米酒
酒米 ぎんおとめ他
精米歩合 55%
酵母 M310 9号系酵母
アルコール度 15度
日本酒度 +4
酸度 1.5
アミノ酸度

受賞歴

●インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2017 チャンピオンサケ及び純米酒トロフィー
●全米日本酒歓評会 2016 金賞
●インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2016 銀メダル
●全米日本酒歓評会 2013 金賞

テイスティング

●爽やかな吟醸香。口に含むと花の香が広がり、酸味と旨みがバランスよく舌の上を転がって、スッとキレていく。
●ふわっとやさしい果実の香りと上品な米の旨みで後味すっきり。幅広い料理に合う究極の食中酒を目指して造ったお酒です。(南部美人ホームページ)

● 南部美人 特別純米酒(アマゾンで購入)

● 特別純米酒 南部美人 1800ml(楽天市場で購入)

刈穂 純米吟醸 六舟

刈穂(かりほ ろくしゅう)の実力

硬水を使って仕込み、酒蔵の六つの酒槽で搾った刈穂の純米吟醸。全国的な評価を得つつある刈穂のスタンダード。

稀 少 感 : ★★
著 名 感 : ★★★
高 級 感 : ★★

秋田の名酒 刈穂の定番酒

秋田の日本酒と言えば、濃醇旨口の日本酒をイメージしてしまうが、刈穂の純米吟醸は端麗辛口。しかし、新潟の端麗辛口とも一味違う、滑らかな旨みを持ち合わせる。

醸造元 刈穂酒造株式会社
分類 純米吟醸酒
酒米 美山錦
精米歩合 55%
酵母
アルコール度 16度
日本酒度 +3
酸度 1.5
アミノ酸度

受賞歴

テイスティング

●かすかな米の香。きれいな酸を包み込むように旨みが広がって行く。キレも良い。
●小規模仕込みで丁寧に醸造した純米吟醸です。上槽後瓶詰め、瓶火入れを行い、フレッシュな香味ときめ細やかな味わいを保持して出荷いたします。(刈穂酒造ホームページ)

● 刈穂 純米吟醸 六舟(楽天市場で購入)